飛距離アップしたいと思っても、
大幅なスイング改造が必要と思い込んでいないでしょうか?
実はそれほど大きなスイング改造は必要ないんですね。
ただ、ちょっとの違いが
ものすごく大きな違いであることは
頭に入れておきましょう。
何が言いたいかというと、
プロの場合は、何センチかスイングの軌道を変えようと試みると、
とても長い月日がかかるそうです。
それくらいちょっとの差なんですが、
やってみると物凄く違ったスイングを紹介します。
まずは、アドレスから。
よく、アイアンは最初から左足体重で、
構えるという方が多いように聞いています。
しかし、逆に右足に体重を乗せて
構えてみてください。
少しで良いんです。
左4:右6くらいでかまいません。
そして、左ひじを伸ばします。
もちろんリラックスして構えるのは基本ですが、
ひじが曲がったままの人がいます。
以前の私もそうでした。
力を入れ過ぎずに、左のひじは伸ばして構えましょう。
そこから次にバックスイングです。
バックスイングは、結構引き過ぎと思うくらい
引いて構いません。
右足に体重が乗っているので、
そのままクルンと回転する感じです。
そして、トップはクラブを打つ方向に向けます。
トップの位置で止めて、
鏡やガラス越しに自分のフォームを
確認してください。(ちょっとキツイですが・・・)
参考になるのがヤニ・ツェン選手のトップです。
お尻の出っ張りと同じくらいの所に
グリップがきていますね。
ここまで引くと、
かなり引き過ぎに感じると思います。
しかも、インサイドアウトになり過ぎて
フックボールが出てしまうんじゃないか・・・。
という心配も出てきます。
しかし、心配いりません。
ここからクラブを振り下ろして
インパクトまでで、
飛距離アップの秘密があります。
参考までに、ヤニ・ツェン選手の
ドライバーショット(後方)をご覧ください。
2011年の全英リコーオープンというメジャー大会の3日目、
宮里美香と同じ組で回った彼女が、
11番ホール、347ヤードのパー4を、
グリーンエッジまで運びました。
女性で300ヤード飛ばすんですから、
凄いですよね。
今まで、池田勇太選手のように
グリップを高く上げるトップだった方には
スイング大改造にも思えるのですが、
やってみると意外に共通している部分があって、
このスイングでもフェードが打てることに気が付くはずです。
ここからのインパクトについては次回に説明いたします。